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| 胃癌は日本人の癌による死亡の中でも第1位であり、頻度の高い疾患です。胃癌は早期胃癌と進行胃癌に分けられます。胃癌はまず粘膜に癌細胞が発生し、それが徐々に大きくなるにつれ、粘膜下層、固有筋層、さらには他の臓器へと広がっていきます。 |
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早期胃癌は胃癌のうち癌細胞が粘膜層と粘膜下層までにとどまるもので、リンパ節転移や癌の大きさは関係ありません。癌の治療は可能であれば切除が基本となりますが、早期胃癌に関しては一部の症例を除いて胃を切除せず、粘膜だけを内視鏡で切除することにより治療可能です。 |
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早期胃癌の治療は内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection: ESD)と呼ばれる方法で行います。これは粘膜下層に水を入れて癌を持ち上げ、粘膜下層を電気メスで剥離していくという方法です。この方法は大きな病変も一度に切除可能で、切除した病変を治療後に顕微鏡で確認し、きちんと病変が取りきれているかどうかを判断することが可能です。 |
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当院では今まで約200例のESDを行ってきております。当院での合併症の頻度は5%未満と国内の先進施設と比較しても遜色ない成績をおさめてきております。また緊急手術や死亡例といった重症な合併症は起こっておりません。今後もより安全確実に治療を行うべく日々様々な工夫を重ねております。また万が一の合併症の際にも被害を最小限にするために外科との連携も密にし、緊急時に備えております。 |
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一度胃癌のできた患者さんは、胃癌が再発する可能性があります。早期に発見すれば、手遅れになる前に治療が可能です。当院では治療後も当院または近隣のかかりつけ医の先生方と連携しながら、再発の早期発見に努めております。また胃癌の患者さんでは高率にヘリコバクターピロリ菌という菌が胃に生息していることが知られており、ピロリ菌がいると再発率が高いことが知られております。当院ではESDを行った患者さん全員にピロリ菌の有無を検査し、ピロリ菌がいた患者さんには再発予防のためピロリ菌の除菌を行っております。 |
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