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| もともとC型・B型肝炎ウイルスによる慢性肝炎が進んでいる人や肝硬変の人に癌ができます。これらの人たちは、血液凝固因子など肝臓でつくられるたんぱく質が少なくなっているので、出血しやすく手術による癌の治療が困難なことがしばしばあります。また、うまく手術で癌を切除できたとしても、もともとウイルスに感染しているので癌が再発しやすいのです。 |
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肝細胞癌に対する治療法として、マイクロ波熱凝固療法やラジオ波焼灼術が高い効果をあげています。どちらも局所麻酔で行うことができ、身体への負担が非常に少ない治療法なので、再発を繰り返す肝細胞癌の治療法としては大変有用です。治療時間は1〜2時間ほどで、治療した翌日から歩くことができますし、食事も普通に食べることができます。また、治療がうまくいけば治療後約1週間で退院できます。 |
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電子レンジと同じマイクロ波によって短い時間で針の先端に高い熱を発生させます。その熱によって癌の部分を焼いてしまう治療です。通常1回に1分間通電して熱凝固を行いますが、1回で凝固できる範囲が2.5×1.5cmと比較的小さいため早期の癌に良く用いられます。
もともとマイクロ波は外科手術の止血のために開発された道具なので出血が少ないという長所があります。このマイクロ波熱凝固療法は健康保険で認められています。 |
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マイクロ波に比べて広い範囲に対する治療を可能にするのがラジオ波焼灼術です。ラジオ波の針は癌部にあたったら針の先端から電極を広げて電流を流して癌を焼きます。
1回につき8〜12分間通電して約3cmの癌を焼き切ることができます。
1〜2回の治療で癌を焼き切れた場合には、2週間程度の入院で癌を治療することができます。当院ではすでに1700人以上の患者様に治療を行っています。
さらに、合併症を少しでも減らすための様々な工夫も行っています。例えば、腸や心臓の近くにある癌を治療する場合、腸・心臓のやけどは重篤な合併症となるためラジオ波の治療は困難でした。当院では癌と腸や心臓の間に人工的で清潔な温水を入れて合併症を防ぐ方法(人工胸腹水)や、おなかに空気を入れてカメラ(腹腔鏡)で実際に腸や心臓と離れていることを確認しながら行う方法をとることによりこの問題を解決し、より多くの患者さんに負担の少ない治療を受けて頂くことを実現しています。 |
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初回この方法で治療した患者様の5年生存率が6割に達しています。当院では治療した部位の局所再発が年3.9%ときわめて低く、そのため生存率が高いことが特徴です。 |
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肝臓に流れてくる血流には肝動脈と門脈の二つがあります。そして肝癌は肝動脈から栄養を得ているので動脈を詰めてしまうことで癌細胞を死滅させてしまう治療法です。
しかし肝癌は他の動脈から栄養を得るという特性があるため、数ヵ月後にまた治療しなければいけません。
それでもこの肝動脈塞栓術が効果を発揮する肝細胞癌があります。それは、小さい肝細胞癌が4ヶ所以上ある場合です。肝細胞癌が多発していると外科切除やマイクロ波ラジオ波を使っての熱凝固療法にも限界があるためこの療法が用いられます。 |
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